国家試験ガイドラインに対応したカリキュラムのもと、充実した国家試験対策を実施。全員受験・全員合格をめざし、1年次から通常の授業の中で少しずつ過去の国家試験問題に挑戦します。以後、定期的に模擬試験を実施するなど、4年次に本格化する試験対策の勉強に備えます。4年次には、週1回の対策をベースに、実践的な対策を試験直前まで行います。
3年次から全員が研究室に所属し、少人数のグループで卒業研究に取り組みます。研究課題に挑戦することで、課題解決能力を養成。さらに、「臨床福祉」「食品産業」「食育指導」に関する分野の学びを用意。各自がそれぞれのキャリア目標に応じて選択します。
管理栄養士や医師、薬剤師の資格を持つ教員が、幅広い分野を指導。また学内に高度な研究設備を有し、理論の学びとともに豊富な実験・実習を用意。臨地実習での経験を確実に身に付けるため、実習前後のマンツーマン指導など、きめ細かなサポートを行っています。
社会連携センターが開講するキャリアアップ講座の「管理栄養士国家試験対策」では、試験の傾向や最新データの紹介をはじめ、重要ポイント・頻出事項を整理して確かな理解と得点アップを応援します。
◎好きな授業について
私が好きな授業は臨床栄養学です。架空の人物の症例が提示され、その人の食生活のどこに問題があるかを考察するのですが、グループで意見交換するため自分だけでは気づかなかった発見が常にあります。その一方で正解が一つではない難しさもあるため、緊張感を持って取り組んでいます。
◎将来はどんな分野で活躍したいですか?
病院実習で病気の恐ろしさを目の当たりにし、予防の大切さを痛感しました。罹患して苦しむ前に病気を予防するためには住民に近い場所で健康を見守る必要があると考え、薬局で栄養指導や相談を行う薬局管理栄養士を目指すようになりました。
◎卒業研究のテーマについて教えてください
ココアに含まれるカカオポリフェノールは、人の体表温や深部温を高めることが分かっています。卒業研究では、その効果について実際にデータを取集し検証。多くの若年女性が抱える問題である、冷えの改善につながるのかを研究します。身近な食材に含まれる成分について調べることで、自分や友人、家族の健康にも役立てられる結果が出せるのではと期待しています。