ABS樹脂（ABS）

ABS樹脂（ABS）とは…

ABS樹脂（acrylonitrile butadiene styrene copolymer、ABS）は、アクリロニトリル、ブタジエン、スチレンからなる熱可塑性樹脂の総称です。

　　堅牢で、引っ張り、曲げ、衝撃などに強く、耐熱性、耐寒性、耐薬品性
　　　も優れている。  

　　色は薄いアイボリー色であるが、どんな色にも着色でき、光沢のある成形
　　　品を作ることができる。           

　　有機溶剤には溶けるが、酸やアルカリには耐える。

　　一般に、耐候性はあまりよくない。長時間日光に曝すと強度が低下する。

化学的な構造は…

ABS樹脂はAS樹脂などのマトリックスの中にポリブタジエンなどの弾性体が島状に分散した不均一の構造を持ち、正確には、アクリロニトリル、ブタジエン、スチレンの３つのモノマーの共重合体ではない。成分を変え特性を与えた改良ABSが多数存在する。アクリロニトリルの含有量は一般に20〜35％であるが40％程度のものもある。ブタジエンは5〜30％程度である。

　　　　　　　　
　　　　　　　密閉容器　　　　　　　　　 ポット　　

　　　　　　　ジューサー

　　ポリスチレンより強いものの 、衝撃に弱いので落としたりぶつけたりし
　　　ないようにしましょう。

　　可燃性なので 火や高温に近づけないようにしましょう。

　　脂肪性食品や果汁などを入れて長時間使用するとひび割れが生じるので注
　　　意しましょう。

　　かんきつ類にの精油成分に溶解しやすいので気をつけましょう。

　　強い直射日光下に長時間放置すると劣化することがあるので、気をつけま
　　　しょう。