エチレン・ビニルアルコール共重合樹脂(EVOH

 

エチレンビニル共重合樹脂(ethylene vinylalcohol copolymerEVOH)とは…

 

ビニルアルコールとエチレンとの共重合体です。

 

1972(昭和47年)に日本で開発工業化された樹脂です。

 

 

構造式

 

 

 

 

性 質

 

   エチレンとビニルアルコールの成分組成により物性が著しく変化する。

  エチレンが数モル%以上あると水に不溶で、溶融成形が可能となる。

  ビニルアルコール50モル%以上のフィルムは、酸素遮断性、耐油性、
   耐薬品性に優れる。透明性や光沢もよい。水やアルコールに弱い。
           

               


食品には直接接触しない複合プラスチックの構成成分として使用されることが多いです。

 

用 途

 

        
     マヨネーズの容器       かつおパック

    
    カレールーのトレー

 

香辛料のチューブ、 みそ、ジャム、
デザートのカップやトレー

野菜包装用フィルム

削りかつおぶし、みそ、漬物、珍味の袋 ハム、
カレールー、デザートの容器